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▲畳の歴史
畳の語源は、「たたむ」から来ていると言われています。古くは「畳」とは、敷物の総称でした。 その歴史は古く、古事記の中に 「八重畳」「皮畳」「きぬ畳」「菅畳」などの言葉が記されています。
平安時代には、貴族たちの権力の象徴として使用されました。置き畳として用い、 畳縁の色と柄によって身分を表したようです。江戸時代以前まで、一般の庶民の畳敷きはありませんでした。
江戸中期以降になると、庶民の家にも畳敷きの部屋が見られるようになります。しかし、畳に縁はついていなかったようです。(縁無し畳、琉球畳)
江戸時代後期には畳の職人制が確立され、 次第に一般庶民の住まいに普及していきました。
以降今まで、畳は日本人の住生活において中心的役割を演じてきました。
日本人の生活習慣の変化と共に、徐々にフローリングや絨毯も普及していきました。しかし近年、畳のもつ色々な機能が見直されてきています。
▲畳の構造
畳の構造は、表面に見える畳表と芯の部分に当たる畳床を重ねたものに畳縁を縫い付けています。
畳表は、最近では化学製品やパルプで作られたものも開発されていますが、本来は天然藺草を織り上げたものです。
畳床は以前はワラだけで作られていましたが、さまざまな社会情勢などの変化や新しい建築工法に対応するため、フォームポ リエスチレンやインシュレーションボードが使われるようになり、残念な事にワラ床の生産は減少傾向です。
畳縁は化学素材が主に使われるようになりましたが、昔から使われているのは、綿や麻、絹などの天然素材です。
▲畳の機能
- 湿度の調節
畳は湿気を吸収したり排出して室内の湿度を調節する機能があります。
畳床は空気を含んだ状態になっており、こ れが室内の空気を吸い込んで湿気を下げています。人が畳を敷いた部屋に寝た場合、一晩でかいた汗の1/3は畳が吸収してくれると言われています。
- 空気の浄化
畳には、人間にとって有害である二酸化窒素を吸着し、一酸化窒素に還元し、部屋の空気を浄化する能力があります。
- 鎮静効果
い草の香りには、鎮静効果があり、まるで部屋の中で森林浴をしているのと同じような効果があります。
また、目に映る色彩の落ち着き感も畳ならではです。
その他、防音効果や、断熱効果など、畳には様々な機能があります
▲畳のお手入れ
畳替えの目安は、材質、使い状況によって異なりますが、三年〜四年で表替え、裏返しが理想です。
畳にぶよぶよ感が出てきたら、床替え(新規畳)です。
新しい畳表には、吸水機能、 換気機能を保つために染土がついていますので、目に沿って軽く、から拭きをして下さい。
畳を気持ちよく使うには、掃除の回数を増やしたり、自然通風を心がけてください。
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